すい臓がんの治療

すい臓がんの治療の中心となるのはやはり手術ですが、手術を行なっても5年生存率は10〜20パーセントと低く、しかも、1年以内に再発する率が非常に高いという特徴があります。すい臓は、胃・肝臓等の臓器に隠れた臓器であるために、放射線治療はなかなか効果が上がりません。ただ、手術時に開腹をし、照射を行う直接照射は効果が見られます。
すい臓がんの化学療法には「ジェムザール」という抗がん剤などが有効とされていますが、目的もがんの完治と言うよりは、延命を図るためで、これを手術のできない進行性すい臓がんの患者に投与することで、延命効果を上げています。
すい臓がんの手術は、がんの広がり方によって、すい臓を部分的に切除する場合と、全部を摘出する場合とがありますが、すい臓を全部とってしまった場合、体内でインスリンというホルモンを作れなくなってしまうため、術後その人は“糖尿病”になります。
ですので、すい臓を摘出した後は、生涯インスリンと、それからすい臓で作られる消化酵素を外から補わなければならなくなります。
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すい臓がんの特徴

すい臓がんは、治療が難しいとされるがんの一つです。原因は不明ですが、脂っこい食事を好み、喫煙・飲酒の習慣がある50〜70歳代の人に多く発病する傾向があるといわれています。
すい臓は胃や十二指腸、脾臓、胆のう、肝臓といった多くの臓器や門脈と呼ばれる大きな血管に隣接しているため、がんの転移が非常に早く起こるという特徴があります。
すい臓がんは、初期には自覚症状がほとんどなく、たとえ何らかの症状があったとしても、胃などの不調とカン違いされやすく、発見が遅れる傾向にあります。なので、すい臓がんは早期発見がきわめて困難ながんとしても知られています。発見された時には、多臓器への転移・浸潤があり9割近くが手術することができません。
人間ドックに入って検査を受けても、すい臓がんは見落とされてしまうことがよくあるといいます。
毎年2万人以上が、医療技術が進んだ現在でもこのすい臓がんで命を失っていて、しかも増加傾向にあります。
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