腎臓がんの治療

腎臓がんの治療は、転移の可能性がある限り、外科的手術によって腎臓を全部摘出するのが一般的です。がんが存在するほうの腎臓の摘出、または副腎、周囲の脂肪組織も摘出します(根治的腎摘出)。
腎臓は一つ残っていれば腎機能に支障はなく、摘出しても体に大きなダメージは残りません。
最近では、初期のがんに限られますが、腎臓全体を摘出するのではなく、がんとその周辺のみを部分的に切除する手術も行なわれています。
なお、腎臓がんに対しては、抗がん剤や放射線治療はあまり有効ではありません。
ところで現在、“凍結療法”と呼ばれるものが腎臓がんの新しい治療法として注目されています。
凍結療法は、腹部に小さな穴を開けて針を刺し、針先を超低温にすることでがん細胞を凍結させて殺すという治療法です。
腎臓がんだけではなく、肝臓がんや乳がんなどにも凍結療法は用いられています。
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腎臓がんの症状と診断

腎臓がんは、中年以降に多く見られるがんです。腎臓がんは遺伝的に発生しやすい家系があることが確認されています。腎臓がんを初期段階で見つけるのは難しく、半数以上が健康診断を受けたときや、他の病気の検査をしたときなどに、偶然発見されています。また、約30%は発見時に転移が見られるというデータがあります。
腎臓がんの症状としては、血尿、腎臓部のしこりと痛みなどが代表的なものとして知られていますが、腎臓がんはリンパ節、肺、骨など他の臓器に転移しやすいため、これらの症状がすべて現われたときにはもう手遅れということも少なくありません。血尿が出たりしたら、疲労が溜まっているだけなどと軽く考えて済ませたりせず、一度専門医の診察を受けた方がよいでしょう。
腎臓がんの診断は、腹部エコー(超音波検査)、CT(断層撮影検査)、MRI(磁気共鳴映像法)、血管造影などの画像診断を組み合わせて行なわれます。
より鮮明な組織像、血管像を得るために、 造影剤の注射を同時に行うこともあります。
腎臓がんが発見されると、他の臓器に転移がないかの確認するため、CT、胸部X線撮影、骨シンチなどの検査が行なわれます。
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