甲状腺がんの治療

甲状腺がんの治療としては、手術が一般的です。乳頭がん、濾胞がん、髄様がんは手術の対象となりますが、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも化学療法と放射線療法が中心的な治療となります。甲状腺は、蝶が羽を開いたような形をしていて、蝶の羽に当たる部分を“葉”と呼びますが、がんが左右二つの葉に広がっている場合は、手術で甲状腺を全部摘出します。
甲状腺は、体に必要不可欠な“甲状腺ホルモン”を造る臓器であるため、手術で甲状腺を摘出した後は、一生ホルモン剤を服用しなければなりません。
一方、がんが一つの葉にとどまっている場合は、その葉を切除し、がんに冒されていない方の葉は温存します。この場合はホルモンを残った葉で作ることができるので、ホルモン剤の服用は必要ありません。
甲状腺がんの治療では、この他に放射線治療や化学療法も行なわれます。また、手術で甲状腺を全摘した患者に対し、“放射性ヨード”を用いて、がんの再発防止や転移したがんを死滅させる目的の治療が行なわれることがあります。
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甲状腺がんの種類と特徴

甲状腺がんとは、首の、のどぼとけのすぐ下にある“甲状腺”にできるがんのことです。甲状腺は甲状腺ホルモンという新陳代謝に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。
甲状腺がんは、男性よりも圧倒的に女性に多いのが特徴です。年齢では50〜20歳代が多く、子供がかかることも珍しくありません。
また、頭や首に放射線治療を受けたことのある人は、そうでない人よりも甲状腺がんになりやすいといいます。
甲状腺がんは、「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」の4種類に大きく分類されます。この分類によって、甲状腺がんは病態や悪性度が大きく異なります。
このうちの、乳頭がん、濾胞がん、髄様がんの三つは比較的おだやかな性質で、治癒率も高いという特徴があります。
一方の未分化がんは、発生率はわずかですが悪性度が高く、初期から体重減少や全身の倦怠感などの症状が現われ、急速に全身に転移するという恐ろしいものです。
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